意外かもしれませんが、商業出版の企画書をつくる上で重要なのが類書研究です。
多くの著者候補が自身の企画に没頭してしまう中、素晴らしい企画をつくる方はまず類書を徹底的に研究します。
類書とは競合、すなわち敵です。
敵といっても、その類書を力で打ち負かす必要はありません。
ただ、読者が抱える悩みを解決するため、類書ではなく自分の企画を選んでもらう必要があります。
差別化を考える上でも、その比較対象である類書はしっかり研究しましょう。
売れている類書に書かれていないこと、足りないことを探してみて下さい。
自分だったらコレをもっと伝えるのに…
ココは満足できない読者もいるだろう!
知りたいのはコッチの情報じゃないか?
一冊の本で読者が抱える悩みをすべて解決するのは難しいものです。
類書がある、つまり求められているテーマのうち、類書には書かれていないこと。
それが素晴らしい企画の種になります。
売れるいい本の企画を書くためには、まず敵を知ることから始めてください。