出版と言うと、ちょっとハードルが高いと思う方もいるようです。
そもそも著書になるには、その道でトップの実績がなくてはならない。
そんな風に思っていませんか?
確かに昔はそうだったかもしれません。
出版というのは政治家や成功した経営者など、有名人がするものでした。
しかし、近年は違います。
その道の重鎮でなくとも、年齢や実績が浅くとも出版することはできます。
「人生がときめく片づけの魔法」
この本の著者である近藤麻理恵さんは、今でこそ世界累計300万部を突破したベストセラー著者ですが、
出版した当時、年齢も若く決してトップの座にいたわけではありません。
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」
この本の著者である香取貴信も然り。学生時代に数年、ディズニーでアルバイトをした経験を持つ普通の若者でした。
その道の重鎮でなくても、トップに君臨していなくても本は出せます。
三角形を想像してみて下さい。
その業界における提供者の階層構造は、よくある組織図とまったく同じです。
上に行けば行くほど人数が少なく、下に行けば行くほど人数は多い。
その道の重鎮は数人しかいません。
方や、その道歴たった数年の若手の数はものすごく多いはずでした。
トップ数人しか本を書けない、というのが前世紀の考え方です。
現代の考え方は「どの層にいる人でも本は書けるし、むしろ売れる」です。
考えてもみて下さい。
本を読むのは素人の方です。決して自分より上の立場の人ではありません。
三角形において自分より下の層にいる人、もしくは三角形の外にいる人に向けて本を企画すれば良いだけの話です。
たとえばあなたwebマーケティングの企画を考えているとします。
しかもwebマーケティング歴5年、決して重鎮ではないあなたが、誰に向けて本を書くのか?考えてみましょう。
三角形で、あなたと同じレベルの同業者に向けて書く必要はありません。
あなたより歴の浅い人、たとえば「会社のweb担当者になったばかりの人」を読者に設定しても良いでしょう。
もしくは三角形の外にいる人、たとえば「占いビジネスを始めたが集客ができない人」を読者にすることもできます。
しかも、彼らを読者にする場合、重鎮が書いた難しい本ではなく、少し上にいるあなたが書いた本の方が売れるのです。
読者が知りたがっているのはエッセンスであり、すぐ実践できる方法論です。
何十年もその道を追求してきた高尚すぎる内容はむしろ景園されるでしょう。
だからこそあなたも本が書けるのです。
下か外を狙う。
これが出版企画の基本です。
あなたの経験から論じられるノウハウを知りたい人はたくさんいます。
三角形のどの位置にいようと、あなたはその道のプロには変わりありません。
誰を読者にするか?
三角形を想像して考えてみて下さい。ら