出版企画書では「類書との差別化」は、かなり重要な位置を占めます。
一日200冊以上が発行される中、売れない本は数日で書店から姿を消します。
文字通り、山ほどある類書の中から、あなたの本を選んでもらう理由。その理由が「類書との差別化」なのです。
生き残り競争に勝てる、その見込みを出版企画書には記さねばなりません。
当然、まずやるべきことは敵を知ること。つまり類書研究になります。
下見する程度ならネット書店を活用しても良いでしょう。しかし類書研究する際は、必ず書店に足を運んで下さい。
なぜならネット書店は、売れている本とそうでない本の差が見えづらいのです。
それというのも、本来あなたが研究するべき類書は「売れている類書」です。
売れていない本に対していくら差別化しても、売れる証明にはなりません。
ネット書店では、売れ行きに関係なくあらゆる本が在庫されています。対して、
リアル書店ならば、売れていない本が陳列されることはありません。つまり、すでに選別が為されているわけです。
今どんな本が売れているか?
リアル書店に行けば、こういったトレンドを肌で感じることもできます。
現場を確認することは大事です。何度も書店に足を運んでみてください。