第一回目の今回は、「「編集者はココを見ている!」」をお伝え致します。
自費出版と違って、商業出版の本は必ず「売れる」必要があります。
商業出版は決してボランティアではなく、出版社の利益にならないといけません。
そのため、編集者の方々はあなたの企画書を懐疑的に見るでしょう。
「本当にこの本は売れるのか?」
編集者が企画書を見るとき、彼らの頭の中にはこんな疑問が渦巻いています。
・どんな人が読む本なのか?
・読んだ人がどうなれるのか?
・この人に語る資格があるのか?
・このジャンルは売れているのか?
・他の本より売れる根拠はあるのか?
これらの疑問をマーケティング用語で言い直すと、こうなります。
1.ターゲット
2.ベネフィット
3.独自リソース
4.市場・類書
5.強み差別化
商業出版の企画で大切なのは「何を言いたいのか?」ではありません。
「なぜ売れる(と言える)のか?」です。
本当に売れるかどうか?は、本が出てみないと分からないことです。
しかし「売れる見込みのない企画」を本にするほど編集者はヒマではありません。
売れそうな出版企画書、つまり編集者が欲しがる企画書には共通点があります。
次回から、それら5つのポイントについてもう少し詳しく説明していきましょう。