これまで6回に渡って、編集者が欲しがる出版企画書のポイントをお伝えしました。
簡単にまとめてみましょう。
・どんな人が読む本なのか?
・読んだ人がどうなれるのか?
・この人に語る資格があるのか?
・このジャンルは売れているのか?
・他の本より売れる根拠はあるのか?
これら編集者が感じる疑問に答えるため、
1.ターゲット
2.ベネフィット
3.独自リソース
4.市場・類書
5.強み差別化
5つのポイントについてロジックと整合性を考えます。
1.ターゲットは、読者です。
属性だけではなく、抱える悩み、そして願望を明らかにして下さい。
2.ベネフィットは、本を読んですぐ読者が得られる価値です。
ターゲット像とひも付けて、読者の利益になる内容を提案して下さい。
3.独自リソースは、本を書く資格です。
真似できない経験でなくとも、誰も真似したくない経験も十分なリソースです。
4.市場・類書は、あなたの本が置かれる棚、競合となる類書です。
すでに市場があり、類書が売れているテーマで企画を考えて下さい。
5.強み差別化は、あなたの本の競合つまり類書に対する優位性です。
単なる違いではなく、ターゲットにとって価値ある違いを明確にしましょう。
以上5つのポイントを踏まえれば、編集者の欲しがる出版企画が出来上がります。
しかし企画書が完成するまで、あなたは何度も「主観の限界」に直面するはずです。
どれほど客観的になろうと、自分のことについて「本当の客観」にはなれません。
「これは必ず読者が喜ぶ内容だ!」と、自身の企画を過大評価することも、
「こんな経験、誰も興味たいだろう」と逆に過小評価することもあるでしょう。
だからこそ弊社の出版スクールで最重要視しているのが「他者視点」なのです。
本の良し悪しを評価するのは読者という他人です。それ以前に、企画の良し悪しを評価するのも編集者という他人です。
とにかく「他者視点」が大事なのです。
弊社の出版スクールの企画通過率が他社と比べて異常に高いのは、この他者視点を企画に反映する仕組みがあるから、です。
商業出版の概要を知った仲間同士がお互い企画を叩き合う。すでに出版した卒業生から具体的なアドバイスを受けられる。
この仕組みが弊社の出版スクールの独自リソースであり、過去150人を超えるビジネス著者を輩出した実績がその証拠です。
そして、あなたが諦めない限り商業出版できるまで永年サポートし続ける。
このコミットこそが、あなたにとって価値ある弊社の強み・差別化です。
あと必要なのは、あなたの勇気だけです。
出版しよう!という気持ち一つを持ってきて頂ければ、私は全力でそれに応えます。
出版には唯一デメリットがあります。
それは、同業他者によるやっかみ、です。
昨日まで自分と同じ「その他大勢」だった仲間が、出版して急に駆け上がっていく。
そんなあなたを見て、これまで仲の良かった同業者から妬まれるかもしれません。
もしあなたがまだ出版をためらう気持ちがあるのなら、あなたに足りないのは「成功する勇気」なのかもしれません。
その不安や疑問を解消したいと思うなら、出版スクールの内容を体感できる「出版実現セミナー」にぜひご参加ください。