出版企画では章立ても提出します。章立て、つまり目次の項目ですね。
ところが、この章立てを考えるのがまた簡単ではないのです。
だいたいが詰まらない、興味がわかない、そんな表現になってしまいます。
そこで何回かに分けて、思わず読みたくなる章立ての考え方をお伝えします。
今回は「イタい質問」です。
例で見てもらった方が早いです。
たとえば、
同期よりも早く出世する方法
こんな章立てがあったとします。可もなく不可もなく、面白みに欠けます。
これを「イタい質問」で直してみると、
なぜあなたの出世は遅いのか?
なぜあなたは出世できないのか?
と、なります。
元の表現と危機感がまるで違います。
作り方は簡単。
テーマに関して読者が抱く危機感をそのまま質問で表現します。
なぜあなたの妻はすぐキレるのか?
なぜ40代になっても結婚できないか?
いずれもイタい質問です。ただ、それゆえ文の訴求力は大幅に上がります。
章立てが面白くない!と言われたとき、工夫の一つとして使ってみて下さい。