私は著者養成スクールを3年前に始めてから
「○○さんの持つ魅力・能力・強み(USP)をどう引き出し、
そして
「その魅力・能力・強み(USP)から、
と考えるのが癖になっています。
時には、名刺交換で少しお話をしただけでも書籍タイトルや装丁(本の表紙)のイメージまで頭に浮かぶこともあります。
しかし、その出版テーマ・出版企画がそのまま本になるとは限りません。
なぜなら、
・出版社には出版社ごとの得意ジャンルがある
・編集者にも好み、得意不得意分野がある
・気になる切り口が少し異なる
からです。
例えば、私が、渾身の自信作、「コンサルタントで起業したい人が読む本」という
タイトルで企画書を作ったとします。
でも、
A編集者は
「士業が独立・起業したときに読むべき本にしたい」
B編集者は
「コンサルタントとして起業したときの人脈術を書いて欲しい」
C編集者は
「独立よりも副業の路線で書いてください」
D編集者は
「私は個人的に興味があるテーマなのですが、うちの出版社では取り扱っていないジャンルなのでごめんなさい」
そして場合によっては
E編集者
「その企画はいいけど、松尾さんが嫌いだから採用しない」
(言われたことはないですよ!!)
なんてこともあるのです。
つまりは、出版まで達するには
「企画書の採用・練り直しは編集者の気持ちと力量」
そして、執筆者は
「編集者の意向にあわせる協調性や時には妥協力が必要」
ということになります。