本は読者のために存在するもので、読者の役に立たなければ価値がありません。
当たり前の話です。
しかし、この当たり前が、なぜか出版企画においてよく忘れ去られるのです。
自分の主張を論じたい!
自分自身を中心にした目的に、いつの間にかすり変わることがよくあります。
分かりやすい間違いが「べき論」です。
読者に対して、ああするべき、こうするべきと、教育しようとする企画です。
「べき論企画」を書いてしまう人は、往々にして、読者の悩みやニーズをきちんと理解できていません。
ご自身の企画を客観的に見て、べき論が含まれていたら考え直しましょう。
解決方法は簡単です。
読者候補の方から実際に悩みを聞いてみる。これが一番早くて正確です。
それが難しい場合は、インターネットの情報を活用することもオススメです。
Yahoo!知恵袋やOKWAVEなど質問サイトを読めば、一般の方がどんな悩み方をしているのか?分かってきます。
良い出版企画を書くため、まずは読者の気持ちになって考えてみて下さい。