商業出版という言葉は、出版社にとってそれがビジネスであることを示しています。
もう一つ、著者にとっても商業出版はビジネスである、という点をお伝え致します。
印税という対価を得られる以上に、出版がどうビジネスに繋がるのか?です。
どんな業界であっても、対象が企業か?消費者か?に関わらず、ビジネスは大まか、以下のような流れで進みます。
*認知・興味
まず商品の存在を知ってもらい、顧客候補の方に興味を持ってもらいます。
*行動・比較
次に資料請求など何かしら行動を起こしてもらい、他社と比較してもらいます。
*購買・利用
最後に商品を買って、適切に利用してもらって、リピート購買に繋げます。
ざっくり、どんなビジネスであってもこの流れを辿ることになります。
まず入り口である「認知・興味」段階の人数を増やすことが課題となります。
そのためにホームページのSEOをしたり、メディアに出たりするわけですね。
しかし本当に重要なのは「認知・興味」段階にいる人の数ではありません。
注目すべきは「質」です。
次の段階である「行動・比較」に進んでもらえるぐらい、「強い興味」を持っている人を増やすことが大事なのです。
ところがホームページやメディアなど、無料で視聴できる情報だと、「強い興味」を喚起するには不十分と言えます。
つまり、お金を出して買ってくれる、強い興味を持っている顧客候補を捕まえる、本というツールが重要なのです。
ネットやメディアで認知はするものの、なかなか行動に移せない顧客候補をキャッチするには本は必須のツールです。
本は単なるビジネスツールだ!と言っているわけではありませんよ?
ビジネスを拡大するのは顧客に対して価値を提供したいから、その方の役に立つために集客活動をするわけですよね。
本を書くのも、あなたの顧客候補を幸せにするため、という点をお忘れなく。
あなたが自信を持って売っている商品によって、顧客の満足を高めるために、是非とも出版を検討してみて下さい。