出版企画書はどんな目的で書くか?いま一度きちんとお伝えしておきます。
出版企画書は、この企画(本)が売れる!ということを証明する書類です。
当然、ただ売れると言われても、その言葉を信じる編集者はいないでしょう。
必要なのは数字です。市場規模の大きさを示す客観的な数字が必要なのです。
想定読者は少なくとも100万人は欲しいところです。うち1%の方に買ってもらって一万部に到達するレベルです。
公的な資料や民間企業の調査資料を使って、想定読者を割り出しましょう。
ただ、想定読者数を証明できなくても編集者がOKを出す場合があります。
それは、類書が売れている場合です。
特に、数冊程度、似たコンセプトの本が売れ始めている時期は狙い目でしょう。
想定読者数を類推しなくても、結果がそれを証明しているわけです。
書店に行って売れている本の種類をよく観察してみてください。
ただ、あまりにも類書が多く出すぎているなら、もう飽和状態と思って下さい。
本業界のトレンドを先読みする能力も、企画書作りには必要になりますね。