世の中に価値のない情報はありません。
しかし、ビジネス書として価値のない情報、これは残念ながら多くあります。
商業出版はビジネスです。読者にとって価値ある情報を提供せねばなりません。
あなたの出版企画に価値があるか?を見抜く質問は2つです。
その本を読むことで、
どんな利益が得られるか?
どんな損害を回避できるか?
どちらにも答えられない企画は、ビジネス書としては価値がありません。
ちなみに利益という表現は、お金が儲かるという狭い意味ではなく、
悩みが解決する、考え方が変わる、姿勢が良くなる。現実的な得があるかどうか?という意味で捉えて下さい。
たとえば、「悩みの起源」という本があったとしましょう。この本には人がなぜ悩むのか?答えが書いてあります。
しかし、どうすれば悩みがなくなるか?は一切書いていなかったとします。
知識は得られるけど、具体的な利益は得られないし、損害も回避できない。
こういった本はビジネス書ではないのです。専門書の領域ですね。
それなので、
TOEICで900点台を取れる
お金の悩みから解放される
その他大勢から一瞬で抜け出せる
本を読むことで、何ができるようになるのか?を明確に表現して下さい。
価値を考える場合、価値があるかどうか?を判断する、読者ターゲットの存在を忘れないようにしましょう。