出版企画の差別化を考える場合、まず先に類書を設定しなくてはなりません。
比べる相手もいないのに、こっちの企画の方が強い!というのは、ちょっと変な話だというのは分かりますよね。
どんな本の隣に並ぶのか?これが出版企画の類書を明らかにする質問です。
よく、類書のない新しい企画です!と、声高にアピールしてしまう人がいます。
が、それはとんでもない間違いです。
類書がない、もしくは少ない理由はとても単純で、次の2つしかありません。
本当に新しい価値だから
ニーズのない価値だから
一つ目であることはまずないです。ほとんどの場合、二つ目の理由です。
たとえば、
楽しい養豚場のつくり方
ホームレスから抜け出す方法
亀の子だわしを自作する方法
意味のない情報、と言っているわけでない点はご注意ください。
情報に価値がないのではなく、書籍としてニーズがない、のです。
どんなに素晴らしい内容でも、それを求める人がいない場合、その情報が本として世に出ることはないでしょう。
まずあなたの企画には類書があることを証明してください。売れている類書があるなら、なお良しです。